工事経歴書(様式第二号)作成のポイント

工事経歴書は、1年間に着工した工事について、注文者、請負形態、工事場所、配置技術者、請負代金、着工年月等の内容を記載します。

(1)様式全般に関わるポイント

・工種ごとに作成する(管工事・板金工事といった種類ごと)
・工事実績の無い業種については、1枚にまとめて作成する
・経営事項審査を受ける場合と受けない場合で記載方法が異なる

この中で経営事項審査を受ける場合と受けない場合の記載方法が異なる点について下記にてまとめます。

(2)経営事項審査の有無による記載方法について

①経営事項審査は受けない場合

・主な完成工事(10件程度)について、請負代金の大きい順に記載
・上記に続けて、主な未成工事について、請負金額の大きい順に記載
・請負金額については、税込で記載、作成する。

②経営事項審査を受ける場合

・元請工事を、元請のみの完成工事高の合計の7割を超えるところまで、請負金額の大きい順に記載
・まだ記載していない元請工事か、下請工事を記載し、完成工事高の7割を超えるところまで、請負金額の大きい順に記載。元請工事は必ず全部記載する必要はありません。
・軽微な工事(税込500万円(建築一式は1,500万円)未満)は、①を含め10件を超えて記載する必要はない。
・請負金額については、税抜で記載、作成する。

(3)その他の様式作成上のポイント等

その他の工事経歴書の作成上のポイントは下記の通りです。

①「注文者」及び「工事名」を記載する際は、個人の氏名が特定できないように注意する。

②配置技術者の内容の詳細につきましては、下記のリンクをご参照ください。
→配置技術者の概要はこちら

③「小計」欄はページごとに記載した工事の件数及び完成工事高の額の合計を記載する。

④「合計」欄は、財務諸表の損益計算書の完成工事高に計上した全ての工事の合計のうち、当該業種に関わる合計を記載。1業種が複数ページになる場合は、最終ページのみ記載する。

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